遅ればせながら,先日,スティーブン.コヴィー氏著,完訳7つの習慣を読みました.
オリジナルは20年近く前から日本で出版されている本なので,どこかで聞かされた事が沢山書いてある本です.
元の英語版は1989年なのですから,なんと遙か昔のことか!
自分自身で考える,自分自身の行動原則は何か
自分の人生の最終目標は何か
それを元に日々どのように過ごすべきなのか,行動原則や最終目標の立て方が書かれています.
出来ていないなりに,目標を持って生きてきた私ですが,人生すべてにわたって貫く「原則」というモノについては持ったことがありませんでした.
大学生までは,将来の夢のためにこれとこれはやっておこうなどと考えていたとか.
中学生までは、何でも経験だからやれる機会があれば何でもやってみよう、とか.
自分のお葬式を想像し,弔辞として誰にどんなことを言って欲しいかを考える,というのはなかなか考えつかない目標の立て方でした.
今立てていたのはせいぜい,
60近くなったら会社に頼らなくても仕事が出来るように今から技術的な準備をして、定年に関係なく、自分のやりたい仕事をして現役を続けたい
と言う目標で、死ぬとき迄は入っていない訳です.
これにはちょっと参りました.不十分だというわけですから.
でも考え直すと今目標に対する行動が滞っている物もあり,それを気にしていたのですが,なぜ出来ないのかに対する答えが分かりました.
つまり,死ぬとき迄が含まれていないので具体性が薄いと言うことです.
だから行動原則まで落ちきっておらず,結果として何となーく日々を過ごしてしまっているのが今の私の状態であると理解しました.
早めに自分の行動原則までに落とし込みたいと思います.
さて本の方ですが,出来るだけ若い時にこの本を読んで欲しいと思います.
入社直後にこの本を読んでいたらもう少し違った人生になったかと思うからです.
真の意味で賢い人は若くてもおそらくこの本に書いてあることは、人から言われたことや何かの拍子に自分で悟った事柄があり,受け入れやすいのではないかと考えます.
そういう意味では,頭では何となく分かっている事項を本という形で整理されているので読んだことのない方は一度は手にとって見てはどうかと思います.
友人の中に,軸がぶれずに生きている方がいらっしゃいますが,そういう人は自分で自分なりの原則を見つけ、それに沿って生きてきた人なんだな,と改めて理解しました.
ふと考えてみると,私が会って話を聞いてみたいと思う人や話が面白い・ためになる人は皆「原則」に従って生きてきた人であるとも気が付きました.
(だからこそ話をして面白いと言うべきですね)
皆さんにも良い気づきがありますよう、オススメです.
0 件のコメント:
コメントを投稿